連写カルディア ビュ〜ン16 の紹介記事








製造元 富士フイルム
型式 コンパクトカメラ
使用フィルム 135フィルム
フレームサイズ 迫力ビジョンサイズ 8コマ分割×2 計16コマ
対応フィルム感度 晴れ: ISO 100
薄曇り: ISO 400
曇り: ISO 800
レンズ フジノン F9.5/27mm 16眼
絞り: f9.5固定
撮影距離: 2m - ∞
シャッター ステッピングモーター制御 16連ロータリーシャッター
シャッタースピード 1/250秒固定
電池 CR123A 2個
備考 プラスチックのチープなボディーに16連写の凄いヤツ。フィルム自動装填にモーター自動巻き上げ、自動巻き戻し。ノリノリです。

世の中にはノリのいいカメラとそうでないカメラがあります。昔のソビエトカメラ、今(とかちょっと前)のロシア、ベラルーシ、ウクライナのカメラなんてのは狙ってるわけではないのでしょうが、ノリノリです。私も「ノッてるカメラは彼らの独壇場だ」、そう思ってました。

と・こ・ろ・が、あったんですな、我が国ニッポンにも。先日ウェブでこのカメラの存在を知り、ムチャクチャ気になった私は幸運にもカメラのキタムラで偶然投げ売りされているところを発見したのでその場で注文。届きましたよやってきました凄いヤツが。その名も連写カルディア ビュ〜ン16。名前からしてインパクトありまくりです。

では、このポテンシャル高すぎなカメラの詳細とその魅力について一枚一枚脱がしていこうと思います。まずパッケージの全体像(写真1)をご覧下さい。16連写でゴルフボール3個付きという訳のわからない触れ込みだったこのカメラ、ちゃんとゴルフボールがセットになってます。誇らしげに貼られた「FOR GOLF」の文字も眩しい。このカメラは迫力ビジョンサイズ2画面分に16コマの連続写真が撮れるのが売りで、ゴルフスイングのフォームチェックなどに使ってネ♥ということらしいです。

次に写真2を見てください。まず左にあるのはガイドブックなんですが、両面刷り1枚でブックとか言って大丈夫なのかというツッコミを入れる前に「飛びの秘密はカメラにあった。」という衝撃(笑劇)的なコピーが飛び込んできます。中にはカメラのモードとそれに応じたスイングチェックの仕方が満載されてます。これとは別にちゃんとした使用説明書もついていて、その説明書には「ゴルフスイングなどのスポーツ記録用連続写真専用カメラ」と書かれています。でも、16眼という多眼多分割カメラの最高峰と思しき面白そうなカメラをゴルフスイングのチェック用で眠らせておくのはもったいない、そう思いませんか。アクションサンプラーやサイバーサンプラーの4連写を軽く蹴散らせるこのカメラを是非ともスナップでバシバシやりたいものです。一方、右にあるのはタグです。メーカー希望小売価格 25,000円というこれまた衝撃的な数字が飛び込んできます。でも、今回カメラのキタムラさんで買った値段は2,980円プラス送料700円プラス消費税。もう生産中止なった(人気がない方の)カメラの適正価格だと思いますが、お得ですよこれは。だって、このカメラで使う電池CR123A 2本(もちろん付属してます)だけでも1,200円くらいはしますし、ゴルフボール3個でも数百円はします。だから実質カメラ本体の値段は2,980円の半額くらいなんじゃないかと思います。

はい、どんどんいきましょう、写真3・4です。このカメラはこんな表情をしてます。概観はオールプラスチックでまさにトイカメラ感バリバリなんですが、さすがに16個の目は存在感と威圧感があります。そして、このチープなボディーとは裏腹に、実はこのカメラオートなんです。なんと、フィルムの自動装填、自動巻き上げ、自動巻き戻しができちゃうんです。このあたりが定価25,000円という所以なんでしょう。ピント合わせ・露光調節不要というのは絞りやシャッタースピードが固定で写ルンです仕様なだけです。写真5は、裏ブタを開けてフィルム圧板を開いた状態。こんなの見たことないです。

写真6は上部右のシャッターボタン。ボタンのデザインがゴルフボールになっているところにオチャメさがあって素敵です。このボタンを押すと、カッ、カ、カ、カ、カ、カカカカカカカカ、カ、カ、カッと16個の目が順番に瞬いて軽快にシャッターリレーが行われ、16枚の写真を撮っちゃってくれるんです。面白いですノリノリです。上部中央(写真7)にはモード切替ボタンと液晶表示部があります。モードはノーマル連写モード、ファースト連写モード、15+1コマ連写モード、セルフタイマーモードがあります。液晶表示部には電池残量とモード表示、そして枚数(1回の撮影で2加算の順算式カウンタ)が表示されます。上部左には1コマボタンがあって、16コマを連写ではなく1コマずつ撮ることができます。全て1枚ずつ撮っていくことで36枚撮フィルムで144枚撮るという恐ろしい使い方もできます。撮り方ガイドブックには「たとえば4組16名のコンペもメンバー全員の記念写真(でもバラバラ)が写せる」と書かれてます。

一通り、連写カルディア ビュ〜ン16 について紹介してきましたが、いかがでしたか。たまにはこんな日本製ノリノリカメラもいいもんですよ。

2002年 作成