





| 製造元 | Arsenal |
|---|---|
| 型式 | AE コンパクトカメラ |
| 使用フィルム | 135フィルム |
| フレームサイズ | 24×36mm |
| 対応フィルム感度 | ISO 25, 50, 100, 200, 400, 800 |
| レンズ | KIEV-KORSAR F2.8/35mm |
| 絞り: f2.8 - f16 | |
| 撮影距離目盛(m): 1, 1.2, 1.5, 2, 3, 8, ∞ (注) 被写界深度指標付き。 |
|
| フィルタのネジ溝なし。 | |
| シャッター | レンズシャッター |
| シャッタースピード | 1/500 - 1/30 (注) 絞り優先AEのため、シャッタースピードは自動的に決まる。ただし、1/500以上になるとシャッターを切ることができない。 |
| 電池 | LR-44 4個 |
| 備考 | LC-AよりもコンパクトなMINOX-GTシリーズのデッドコピー。撮影に際しては、ファインダー内に見えるシャッタースピード指針が500を超えないように絞りを変更して下さい。ピント目測。 |
今までで手にしたソビエトカメラは、LOMO製、BelOMO製、KMZ製、FED製。何か抜けていると思いませんか? ハイ、そうですKIEV製のカメラなんです。でも、今 KIEV-6C を予約してるのでそのうち入って来ますよ、大丈夫ですよ、もうちょっと待ちなさいよ、と自分に言い聞かせるのも空しく、結局待てずに買ってしまいました、KIEV 35A。購入にあたってのエピソードはソビエトカメラ更生法、適用してクダサイのページを見ていただくとして、ここではこの素敵なコンパクトカメラの紹介をしたいと思います。
「KIEV 35Aよ、お前もか」ということで、このカメラも勝手にコピーなカメラです。オリジナルはコンパクトカメラの傑作、ドイツの MINOX-GT シリーズ。KIEV という名前はそもそもウクライナの首都 KIEV から来ていて、もちろんウクライナで作られています。でも、鈴木商店店長さんの話だと、このカメラはウクライナから直接仕入れるよりもドイツから仕入れる方が仕入れやすいとの事。本家 MINOX は渋ーい顔をしているのか、それとも涼しい顔なのか。
それはさておき、このカメラの基本的な特徴をまとめてみます。KIEV 35A は、35mmフィルムを使うコンパクトカメラ。カバーを閉めるとレンズが沈胴してボディーに収納されるのでとってもコンパクトです。LC-A よりも一回り小さく、レンズ収納時のフラットなボディーは思った以上にスマートです。カバーを開けると「ガ・チャ」と二段階で飛び出してくるレンズは35mmでチョイ広角。私が購入したのは1994年製ということでレンズには一応コーティングが施されていますが、結構このコーティングは怪しいのでやっぱり「逆光はダメよ」と言われています。露出は絞り優先AEで、そのために LR44 というボタン電池を4個使います(レンズカバーを開けた時、ファインダーの右にある電池ボックスカバーをコイン等で回して開けてください)。シャッタースピードは勝手に決めてくれ(決められてしまい)それがファインダー内のシャッタースピード指針によって表示されます。このシャッタースピードの目盛りは1/500秒から1/30秒まであるのですが、1/500秒より速くなる(針が上に振り切る)とシャッターが切れなくなりますので、撮影時には1/500秒以下になるように絞りを調整する必要があります。フィルム感度はISO25からISO800まで対応しており、カメラ底面の回しにくいダイヤルで合わせます。フィルムの巻き上げはレバーによる2回巻き上げ方式。ジーコ、ジーコと2回巻き上げて1コマ分のフィルムを送ります。フィルムの巻き戻しは、裏ブタの底面についているボタンを「ぽちっとな」して巻き戻すんですが、このカメラはソビエトカメラ史上最強のスムーズな巻き戻しを実現してくれています。これは本当にビックリしますよ。
あともう1つ、このカメラについて言わなければならないことがあります。それは、有名な「キエフのかほり」。はっきり言ってトイレの臭いがします(しかも大きい方)。でも、その臭いの元は付属している皮製のカメラケースということなので、そのケースを封印してカメラをしばらく晒しておけば大丈夫でしょう。幸いにも買った季節が春で、アナタが重度の花粉症という素敵なコンディションにあれば無問題(モーマンタイ)でございます。ちなみに、私の場合、撮影の時には全然気になりませんでした。
2002年 作成