日常の魚眼ミニコピー

コピッた Part9

MC ZENITAR-M 16mm は APS-C フォーマットの α-7 DIGITAL では使ったことがあったのですが、あれはあくまでもインチキ魚眼。135 フルサイズのリアル対角魚眼で撮るのは今回が初めてとなります。せっかくのドキドキ初魚眼なので、お気に入りのミニコピーを詰め込んでシッカリ撮ってまいりました。

本格的にテーマを考える前にも、私はミニコピーで撮った日常の風景を半切にプリントしてポートフォリオを作っていました。日常的な形をミニコピーという特殊なフィルムで撮ることの面白さ、中でも影を撮ったモノは面白いなぁと思っていたのですが、「一枚一枚はいいんだけど写真のテーマとしては弱い」みたいなことを NG 編集長に言われてからは色々と考えるようになりました。確かにあのポートフォリオでは「インパクトありき、ミニコピーありき」みたいなところがあって、写真のテーマとしてはボケてるんですよね。でも、ミニコピーの特殊表現自体は純粋にスゴク面白いので、なんとかコレも一つのテーマとしてまとめていきたいんです。

今ではこれとは別に完全にテーマ先行で撮ってるモノもありますが、このミニコピー・シリーズももう少し突っ込んで撮ればイイものになるんじゃないかと勝手に思ってます。その一つがちょっと前に言ってた『影と壁による平面構成』ってヤツですが、やはりこれだと弱いのでもっと絞って『日常生活における影』をとことん追ってみたりすれば、テーマ性ももう少しハッキリするんじゃないかと思います。ゴタクを言えば、日常における虚構と現実のはざまをミニコピーで表現したい、みたいな。私が今水面下でやってるヤツに比べればまだまだぼやけたテーマかと思いますが、個人的にミニコピー写真が好きなのでこれはなんとか続けていきたいと思ってます。

で、今回の写真は例によってソシム持込前に撮ったモノなのであまり追い込めてはいませんが(笑)、初魚眼でこれだけやれればとりあえずはイイかなと思ってます。だってねぇ・・・パラパラすっとばして見るとわかりませんが、魚眼で撮る、特に影を撮るのってか・な・り大変だったんですよ、実は。まともに影を撮るにはやはり順光で撮りたい、でも魚眼で普通に撮れば自分の影が写りこんでしまいます。コレやっちゃうと台無しなので、そこはすんごく気を使って、被写体の影に隠れたりクネーっと体をよじらせて撮ったりしてるんですよ。そもそも対角魚眼の扱い自体も厄介なので、唸りながらようやく1本撮ったって感じでした。

  • 2005年5月3日 千葉
  • MC ZENITAR-M 16mm F2.8
  • FUJIFILM MINICOPY FILM HR II
  • FUJIFILM SUPER PRODOL (1-4rolls 24℃ 3')
  • EPSON GT-9700F
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