オリジナル写真集

写真の発表の場、と言うとみなさんはどういう媒体を思いつきますでしょうか。ウェブサイト、雑誌、写真集、個展などなど、形式も規模もさまざまなものがありますよね。私はやはり、一番簡単で手っ取り早く多数の人に見てもらうにはウェブだと思うのですが、本物の銀塩引伸しプリントが放つ美しさをウェブで伝えることは難しいです。本物を伝えるという意味で一番理想的なのは個展なのでしょうけど、簡単に個展なんて開けるわけじゃないですし、開けたとしても場所の制約があるのでごく一部の人達にしか見てもらえないという問題があります。

では、紙媒体で発表するのはどうかというと、広く見てもらえてクオリティも高い雑誌媒体はいいと思いますが、一枚を載せること自体が大変なので量を載せることはまず無理でしょう。他の紙媒体としては写真集の自費出版という道があって、自分の写真集を出すってことはアマチュア写真家にとって一つの目標であったりもするわけですけど、こちらはコストの面で厳しいと言えるでしょう。さぁ困った・・・。

でも、もしその写真集が、リーズナブルなプライスで作れちゃうとすればどうでしょう。そりゃあ試してみたいってもんじゃないでしょうか。そこで調べてみると、この手のお手軽写真集を出版させてくれる企業は結構たくさんあるんですね。書店に流通させることができる本格的なものだとコストも跳ね上がるんですが、非流通でデジタルデータを自分でアップロードして入稿するタイプの出版だと、1部からお手軽に作れるところがほとんどです。自分の写真集を本屋さんに並べるってのは大きな目標として取っておいて、まずは写真集を自分の手で自分のために作ってみるのはいいかもしれません。よし、やってみるか!

そういうわけでここではそんな私家版写真集たちを、利用したサービスの使い勝手などのレポートも交えつつ紹介していきたいと思います。どんどんステップアップしていって、いつかは本屋さんで買える写真集を出せたらいいなと思いつつ・・・。もし、企画出版のお話が頂ける ネ申 のような出版社様がいらっしゃいましたら、是非お声がけくださいませ。よろしくお願い致します。

Pieces of CMEHAPPY

著者:Tsuyoshi OKAMOTO
出版サービス: Photoback Studio
12cm×12cm, ペーパーバック, 36ページ
March, 2005

Pieces of CMEHAPPY

記念すべき私の写真集デビュー作は、ウチの常連のカリマシさんから教えてもらったPhotobackさんで作ることにしました。こちらは、12cm×12cmのCDジャケットサイズ・ペーパーバック・36ページのミニミニ写真集専門の出版サービスで、1〜5冊だと1,890円×冊数+送料、6〜12冊だと1,680円×冊数+送料で作れてしまいます (2005年3月現在)。紙のクオリティも、600dpiまで対応可能な印刷のクオリティもなかなか高く、この価格はハッキリ言って魅力です。写真集と言うには小さすぎるそのサイズが玉に瑕ではありますが、音楽CDにたまについてくる豪華ブックレットを制作すると思えば問題ナシ。試しにその手のCDケースに収めてみると超カッチョイイですよ。でも、CDケースは付属しませんし、普通のCDケースには収まりませんのでご注意ください。

作業としては、デジタルデータを用意してサーバにアップロードするだけ。収録可能な写真点数は最大32点+ジャケットの33点ですが、40点までアップロードして構成を推敲することができます。コレ、実際にやってみるとなかなか楽しいものなんですよ。自分の撮り貯めた膨大な写真群の中から掲載する写真を抽出して再構成するという作業はモノスゴク難しく大変ではありますが、だからこそ楽しいんです。もちろん、あまり気合いを入れずにお気楽写真集として写真をホイホイ選ぶのもアリでしょう。構成を固めてぽちっと注文すると、約10日後には受け取ることができます。待ち遠しい日々です。

Pieces of CMEHAPPY

そして受け取った写真集の中身は、こんな感じになります。中身を全てご覧になりたい方には私から買って♥と言いたいところですが(笑)(なくなりました)、Photoback STAGE 内の紹介ページでもご覧いただけますので、是非ご覧下さいませ。

私がこの Pieces of CMEHAPPY を制作するにあたっては、まずジャケットを掟破りのロゴデザインにしてみたり、各写真ができる限りトリミングされないように小細工をしたり、全体の流れだけでなく見開きのバランスもそれなりに計算して作ったりと、かなり凝りました (おかげで久しぶりに徹夜しました)。その詳細なやり方についてはここであえて解説しませんので、みなさんも色々試してみてください。

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