19と40

約20年振りに行ってきました。大阪出張のついでに、浪人時代の1年間を過ごした道頓堀川のエリアに。最寄り駅は地下鉄千日前線の桜川駅。うろ覚えの連絡通路(まだあった)を抜けて程なく、お世話になった寮がまだそのままの形でありました。生憎の雨だったことと、センチメンタルな気分と、街の変化に対する驚きで、あまり沢山は撮れなかったのが悔やまれます(でも撮るときゃ撮るので、重い荷物を持った上に傘を差していて、自由に身動きが取れなかったのが恐らく本当の理由です)。実は学生時代に、帰省の際に近くを通った事があったり、大学教員になってからもGoogleのストリートビューでこの一帯を見たりしたことはあったのですが、じっくりと歩いて回って寮に挨拶に行ったのは、恐らく19歳の浪人の時以来、実に約20年振りでした。とにかく「胸熱」でした。

その後、これまたうろ覚えの道を通って、当時と変わらない企業の建物に興奮しながら(当然、多くの建物は当時の面影を残さない全く別の建物に変わっていました)、毎日通った駿台大阪南校の入り口まで行きました(入ってみようとも思いましたが、部外者は入れないということで断念しました)。その後、記憶の糸を辿りながらその周辺をうろつき、やはり20年という年月の重さを感じつつ、小綺麗になってしまった道頓堀側と、中韓の観光客ばかりになってしまった道頓堀に二重の衝撃を受けたのでした。

私は、過去を振り返ることは基本的にしない(積極的に振り返らないようにしているのではなく、単にソッチに意識が向かないだけ)のですが、ふとセンチメンタルな気分になることはあるのです。そしてその思いがこじれてくると、久しぶりに行ってみたいなぁと思うのです。実際、実現することはあまりないのですが、このように実現できると来て良かったなぁと思います。どんどん前を向いて突き進むためにも、たまには自分がいた場所を訪れてみるのは良いことなんだと思います。

(2015年9月18日)

  • 2015年7月11日 大阪・道頓堀
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